ふゆの日記

彼岸について色々と考察

【遊戯王】雪花彼岸について【2019年7月制限】

初めまして、主に関西を中心に彼岸を使っているふゆです。このブログでは個人的に大好きな雪花彼岸の布教のために色々と記事を書こうと思っています。

最近は少々多忙でCSには出られませんでしたが、9月にエクストラパックが来るということで良い機会と思い、今回のブログを始めようと思いました。

今回の記事では主に:

  1. 雪花彼岸とは?
  2. 採用カードについて
  3. 現環境、そして今後の彼岸

の三つの基礎的な点を中心にしていきたいと思います

 

1)雪花彼岸とは?

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雪花彼岸とは、雪花の光という実質強欲な壺である強力なドローソースを使用しながら影星軌道兵器ハイドランダーを中心とした彼岸の構築です。

圧倒的制圧力を持つハイドランダー、優秀且つ安定したメインギミックと墓地肥やしを持つ彼岸、墓地操作を容易に可能にしリンク召喚もサポートするシラユキ、と全てが噛み合い一つのデッキとして成り立っている、非常に面白いデッキです。

基本的な戦術としてはダンテを軸に墓地を肥やし、ハイドランダーやトポロジック・ボマー・ドラゴン、ヴァレルソード・ドラゴンを中心にワンショットキルを狙います。展開ルートや目指す盤面については後述します。

構築からも分かるように、彼岸のもう一つのメジャーな型である幻影彼岸とは大きくコンセプトが違います。

幻影彼岸についても有志の方がブログを書かれていますので、よろしかったらそちらもご覧ください。

https://mame48.hatenablog.com

端的に言うと、雪花彼岸とは墓地を肥やして大型モンスターを出すという、一昔前のライトロードのようなデッキと思って頂ければ結構です。

 

2)採用カードについて

まず、このデッキの核と言っても過言ではない影星軌道兵器ハイドランダー

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 まさに彼岸デッキに入るために生まれてきたような強力な効果を持っています。

このカード単体で墓地肥やしと相手ターン中の妨害を両立させ、3000という高打点も持ち合わせています。墓地肥やしでグラバーや魔サイやガトルが落ちてファーファ効果起動、という流れもありこのカード単体で2妨害になることも多々あります。特に後述するシラユキとの噛み合いは初見では驚愕しました。

 

このデッキの影の主役、妖精伝姫-シラユキ

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ハイドランダーと組み合わせることによって安定性を抜群に高めています。

まずハイドランダーの欠点として、墓地に同名モンスターが存在する場合は召喚することも効果を発動することもできません。なのでシラユキの仕事は主にその同名モンスターを除外してハイドランダー召喚の状態を整えることです。メインデッキは気持ち2積みやピン刺しを多くしていますが、それでも被る時は被ります。

さらに大きな特徴としては、ハイドランダーの効果にチェーンして自身の効果を発動することで、ハイドランダーの効果処理を可能にすることができることです。

ハイドランダーの①の効果:

1ターンに1度、自分のデッキの上から3枚墓地へ送って発動できる。自分の墓地のモンスターのカード名が全て異なる場合、フィールドのカードを1枚選んで破壊する。

注目すべき点は、デッキの上から3枚カードを墓地に送るのが効果ではなくコストという点と墓地に同名があるかチェックするのがこの効果の処理時という点。

つまり、このカードの効果のコストとしてデッキトップから3枚墓地に送り、それによって墓地のモンスターに被りが出てしまった場合、チェーンしてシラユキの効果を発動しコストでその被ったモンスターを除外することで墓地から被りモンスターを消し、結果ハイドランダーのフィールドのカードを1枚選んで破壊する効果が処理されるという仕組みです。

この一連の処理のおかげでハイドランダーが腐ることは滅多になく、リスク無しでフリチェ破壊ができます。出てきたシラユキもそのままリンク素材にできるので、無駄もありません。

 

天敵であるGへの対策、PSYフレームギア・γ 

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発売当初から彼岸にとって最大の天敵であるGへの対策のために、このカードもまた必須です。ほとんどの方は最初の彼岸ss効果にGを投げるため、このデッキの知名度の低さも相まってγを叩きつける場面は多いです。

彼岸共通の「彼岸以外が存在すると自壊する」という制約と噛み合わないかと思われますが、ハリファイバーの存在によりそれもカバー可能です。

γとドライバーでハリファイバーを組み、ハリ効果で適当なレベル3をssすれば、手札にns可能なレベル3があるだけでダンテを組むことができます。この場合は魔サイがベストです。最初に手札でssしたモンスターが彼岸ではなくガリスだった場合はns可能なレベル3がいなくてもダンテを組めます。レベル3手札誘発も多く入っている構築なので、ダンテを組めないという場面に遭遇するのは少ないです。

手札が良ければ最終盤面がハリ+マスカレーナ+ベアトまで行けます。

 

欠点をカバーしてくれる期待の新人、I:Pマスカレーナ

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このカードの登場によって、大きな欠点だった「ハイドランダーを引けないと先行で構えられる妨害の数が少ない」という点が一気に解消されました。

これまでは《グラバーor魔サイ》+《ssできるレベル3》という手札が来た時はアンダークロック・テイカー+ベアトリーチェというイマイチとしか呼べない盤面しか組めませんでしたが、このカードの登場によって合計3つの妨害を構えられるようになりました。

 

《グラバーor魔サイ》+《ssできるレベル3》

グラバーor魔サイns→レベル3ss→ダンテss→ダンテ効果グラバーor魔サイコスト→効果ガトルss(魔サイの場合はグラバー落としからガトルss)→ダンテガトルでマスカレーナss→ガトル効果ダンテssダンテ効果彼岸回収→彼岸切ってベアトss

 

これで盤面がマスカレーナとダンテ素材のベアトになります。

そのまま相手ターンにベアト効果ダンテ切ってシラユキ落とし→ダンテ効果グラバー回収→シラユキ効果ssで1妨害、マスカレーナ効果自身とシラユキ素材でトロイメア・ユニコーンssで2妨害、ユニコーンコストでグラバー切ってグラバー効果でファーファssで3妨害

低い要求値で複数の妨害が構えられるため、マスカレーナは必須カードと言っても過言ではありません。

 

その他のエクストラデッキモンスターのそれぞれの役割はこの記事では書ききれないので、また別の記事で詳しく書こうと思います。今回は中でも特に重要なマスカレーナだけ紹介しました。

サイドデッキについてはCSに出場した時に詳しく解説しようと思います。

 

それ以外の採用余地のあるカードについて

1)デストルドー+タツノオトシオヤ+ガイザー

彼岸の墓地落としでデストルドーが落ちる機会がかなりあるので、オトシオヤセットでワンキル性能を高められます。事実採用している構築も多いです。しかし先行では腐るのとそもそもオトシオヤがダンテやハイドランダーで墓地に落ちちゃったりと安定せず、私は不採用にしました。

2)開闢

雪花彼岸と言えば開闢が元祖大型モンスターでした。しかしオトシオヤセット同様先行では腐るのと、ハイドランダーの方が強いという理由で不採用。ピン刺ししてみるのも良いかも。

3)エクリプスワイバーン+ダムド

シラユキの墓地操作でダムドを出し、彼岸で墓地を肥やしてダムドで豪快に相手盤面を焼け野原にできます。爽快感はありましたが安定性が悪かったので不採用

 

エクストラパック2019

今回の海外新規ではDangerという頭がおかしいとしか思えないカード群が来日します。

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中でもこの2枚はレベル的にも彼岸とかなり相性が良く、効果も強力です。Dangerについては来日した時にまた改めて記事を書こうと思います。

来日しないで……(震え声)

 

3)現環境、そして今後の彼岸

これはあくまで自分自身の使い心地ですが:

有利対面

・サンドラ

不利対面

・オルター

・閃刀姫

 

サンドラは超雷龍が面白いぐらい刺さらないのとアリキーノの存在でかなり有利です。誘発の多さがたまに刺さりますが、基本的には有利対面と考えましょう。

オルターに関してはハイドランダーが出せなければ勝てる確率は限りなく低く、その上魔鍾洞が入っている構築なら1戦目は負け濃厚です。サイドからパンクラ羽根ツイツイリブートなどを投入して引くことを祈りましょう。

閃刀姫に関しては同様に魔鍾洞やセンサー万別が張られた時点で負けが濃厚になります。サイドからツイツイと羽根を投入して(ry

それ以外のデッキに関しては基本的に先行を取れるかどうかで変わります。ダイスorじゃんけんを鍛えましょう。魔術師やドラゴンリンク相手にはエクストラモンスターゾーンに出たモンスターをシラユキで裏返すという初見殺しができる時があるので覚えておきましょう。

 

 

以上が私がイチオシする雪花彼岸というデッキです。

まだまだ語りきれなかった点も多いので(主にエクストラについて)また後日新しく記事を書くと思います。ついでに環境での立ち回り方についてももっと詳しく書く予定です。

この記事で一人でも多くの方に彼岸というテーマに興味を持って頂ければ幸いです。

では、またお会いしましょう

(า・。・า