ふゆの日記

彼岸について色々と考察

【遊戯王】近頃の雪花彼岸【2019年10月制限】

こんにちは、禁止制限も変わったということでまた性懲りもなく記事を書いていきたいと思います

前回の記事から大きく状況が変わってしまっていますがめげずに雪花彼岸で頑張ってました・。・v

今回は10月初頭に開催されたはっちグランドCSでの体験や結果を踏まえて、改めて現環境の雪花彼岸について書きたいと思います。

 

~目次~

 構築の変更点

 現環境での立ち回り

 シェア率トップのデッキとの相性

 

1.構築の変更点

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1)未界域

まず前回の記事の構築との大きな変更点は、未界域の採用だと思います。

レベルの噛み合いとハイドランダーの存在を踏まえて、ツチノコジャッカロープを2枚ずつ採用しました。またレベル3の展開札が増えたため、単体では機能できないサイコウィールダーとトラッカー、そしてハイドランダーの噛み合いを高めるために3枚目のガリスを抜きました。墓地を肥やしながらレベル3を展開し、ドローでハイドランダーや誘発を引き込める未界域は、彼岸でも非常に強力なエンジンです。

2)キュリオス

また、未界域の多くは種族がバラけているためエクストラデッキライトロード・ドミニオン キュリオスが採用できるようになりました。これでベアトリーチェ以外の方法でシラユキにアクセスできるようになったため、ハイドランダーの安定性をより高まりました。はっちグランドではマスカレーナアストラムへの回答が欲しかったため、キュリオスはヴァレルロードに変えていましたが・・・。

3)ガトルホッグ 2→3

これもはっちグランドからの変更になります。グラバー魔サイが引けず展開が弱くなる、という場面が何度かあったため、ガトルホッグの枚数を増やしました。雪花彼岸は純や幻影と比べて展開札が多いため、ガトル+彼岸のみで展開できなくなる、という場面は早々に無いはずです。ハイドランダーの関係で3積みは極力減らしたいですが、初動の安定性を取ってガトルを増やしました。

4)アポロウーサ

こちらは主に原始生命態ニビルへの対策になります。詳しくは環境での立ち回りの項目で。

 

他にもグラヴィティ・コントローラーがIGNITION ASSAULTで登場して彼岸界隈でも話題になりましたが、雪花彼岸ではそこまでの必要性を感じませんでした。というのも、グラヴィティ・コントローラーの主な仕事はガトル素材ダンテを変換してベアトリーチェまで持っていくことですが、雪花彼岸では展開札が多いためグラヴィティ・コントローラーを出さなくても適当にモンスターを1体出してマスカレーナまで行けるためそこまで必要ではないかなと思いました。効果自体は強く、展開札がグラバ+ガトルのみといった事故でもベアトリーチェまで持っていけるため優秀なのですが、エクストラの枠がきつきつすぎたので今回は投入を見送りました。勿論純彼岸では是非とも採用したいカードですが。

 

サイドデッキについては環境とのデッキ相性の項目で。

 

2.現環境での立ち回り

まずは以前の環境を大きく変えるきっかけとなった、クソ隕石こと原始生命態ニビルを「ある程度」ケアする動きについて。

ニビルは初手にγを握っているかどうか、グラバーor魔サイを含めて展開札を4枚握っているかどうかで動きが変わります。

まずはγを初手に握っている場合ですが、これはシンプルにλを立てるだけです。彼岸では基本的な展開であるグラバー+彼岸の動きではダンテガトルの状態でマスカレーナをリンク召喚しますが、このマスカレーナをλにするだけです。これで5回目の召喚の時点でフィールドにλ、手札にγがありますのでニビルがケアできます。うららは諦め。

次にγ無しの展開札4の場合ですが、ここでアポロウーサが活躍します。まず雪花彼岸に対するニビルの明確な打ちどころですが、これははっきり言うとベアトリーチェが立った時です。ここにニビルを当てられたら妨害も無くなる上にトークンというクッソ邪魔な💩が場に残るため、ターンを返さざるを得ないです。しかし逆に言えば相手はベアトリーチェが出てくるまでニビルが打ちずらいということです。そこでアポロウーサを使います。

まずグラバーor魔サイ(1)+彼岸or展開札(2)でケルビーニ召喚(3)。グラバー効果or魔サイ効果グラバー落としてグラバー効果でガトル召喚(4)、さらに手札の展開札召喚(5)。この時点で5回召喚していますが、ここでニビルを打たれてもガトル効果でケルビーニを蘇生し、手札に彼岸があればケルビーニでリビオッコを落としリビオッコ効果で彼岸展開、そのままケルビーニトークン彼岸でアポロウーサ召喚で最低限の妨害を構えられます。残り1枚の展開札が彼岸ではない場合はケルビーニでリビオッコを落とす必要もありません。ニビルを打たれなかった場合はそのままガトルと展開札でダンテを召喚し、ダンテが出た時点でいつニビルを打たれてもベアトリーチェは確定します。そしてここまでニビルを温存された場合は最後の展開札を召喚し、ケルビーニ+ダンテ(ガトル素材)+展開札でアポロウーサ召喚、そのままダンテとガトルの効果でベアトリーチェ召喚。これでウーサ+ベアトリーチェの盤面を立てることができます。

一見要求札が多くてあまり機会が多そうに見えませんが、グラバガトル以外の彼岸が全員展開札になり得ること、そして未界域とガリスの存在により狙える場面は意外と多いです。誘発を引けず展開札を多めに引いてしまった場合は狙ってみましょう。Gに一発で屈しますが彼岸はGを気にしたら負けです・。。・

また、これらの展開がどうしてもできない場合は割り切ってマスカレーナベアトしたりベアト単騎でターンを返しましょう。時には割り切るのも大事です。ていうかニビルよりGがどうしようもない。

一戦目ではそこまでニビルを警戒する必要はありませんので、二戦目三戦目でこれらの展開を覚えておいてください(はっちグランドではメインニビルに滅ぼされて負けた試合がありましたが・・・)

またそれ以外の立ち回りについては以前の記事と同様です。マスカレーナやベアトリーチェやハイドランダー、λとγといったモンスターと手札誘発で妨害を構えるのが雪花彼岸の特徴です。未界域の登場により手札誘発を引き込みやすくなったのも追い風です。

 

3.シェア率トップのデッキとの相性

 

1)未界域

はっちグランドで華々しいデビューを飾った未界域ですが、雪花彼岸にとってはかなりきつい相手です。

まず第一に、アザトートとかいうクソ野郎は妨害をモンスターに依存している雪花彼岸にとっては死の宣告に近いです。ベアトリーチェでナイアルラを飛ばせればまだ可能性はありますが、結局は圧倒的な物量で押し切られて負けてしまう場面が多かったです。それ以前にナイアルラを飛ばしてもならばと言わんばかりに深淵が出てくるので、結果的に妨害を止められるのに変わりはありません。

第二に、たとえ相手ターンを凌いでもシラユキという彼岸の天敵のようなカードを落とされるだけで死亡フラグがビンビンに立ちます。何かモンスターを裏返されるだけで彼岸モンスターは全員人見知り効果で自爆、彼岸以外の展開札で展開しようものならマスカレーナ効果でユニコーン出されて飛ばされ、そのままリソースが枯渇して負けます。

先行を取られたらほぼ負けと考えてもいいでしょう。二戦目三戦目はサイドデッキのドロールを引くことを祈ってください。

また先行を取って疑似エクストラリンクしたりトポロジックボマーを展開すれば優位に立つことはできますが、これもビッグフットの効果を使用されるだけで一気に形成が逆転します。あまりこういう言葉は使いたくありませんが、未界域相手はババ抜きをどれだけ当てられるかがカギになっています。

しかし全てが逆風というわけではなく、こちらのデッキが彼岸だとバレていない場合は暗黒界の取引やモスマンの効果で手札のファーファレルやアリキーノといった妨害札を起動できたりする場面もあるので、先行を取られたからといって即敗北とは限りません。

未界域についてはまだまだ経験不足な分もあって色々と試行錯誤していますが、現時点ではかなりきついとしか言えません。幸いにもシェアがまだそこまで高くありませんが、後々台頭してくる場合は相応の対策を考えなくてはなりません。

 

2)サンダードラゴン

現環境トップのシェア率のはずなのにはっちグランドではなぜか当たらなかったサンドラですが、この対面は以前と変わらず比較的有利に戦える相手です。詳しくは前回の記事に書いているのでそちらを参照。ディメンション・アトラクターという天敵カードもありますが採用率は比較的低いため、喰らったら交通事故程度に考えて割り切りましょう。アトラクターのケアはサイドデッキから墓穴を投入しない限り雪花彼岸では不可能です。

 

3)閃刀姫

サンドラのシェアの増加により以前よりかなり減りましたが、それでもまだまだ使用率は比較的高い部類です。アンカーやシャークがきついのは相変わらず。サイドにドロールが入った分多少はマシになったぐらい。こちらも前回の記事参照。

 

4)オルターガイスト

ニビルケアに抹殺の指名者セットを入れるぐらいでこちらも前回と同じ。

 

~最後に~

現環境においてはサンドラのシェア率増加により雪花彼岸にとってはある意味で追い風が吹いていますが、未界域という嵐のような逆風も吹いているため現状なんとも言えません。しかしデッキ分布によってはまだまだ環境で立ち回れるため、メインやサイド含めて臨機応変に対応しましょう。場合によってはライトニング・ストームをサイドデッキに投入するのも全然ありです。また、純彼岸や幻影彼岸、岩彼岸といった数多くの構築が存在するのがこの【彼岸】というテーマの素晴らしいところなので、これらの多くの構築を試して自分にあったものを選びましょう。

では、今回は少し短めな記事になってしまいましたが、ここら辺で失礼させていただきます。

(า・。・า

【遊戯王】EP2019発売前の雪花彼岸【2019年7月制限】

しばらくはCSに出る予定も無いため、今回は雪花彼岸のレシピについて詳しい解説と現環境での立ち位置について解説したいと思います。少し長めの記事になりそうなので、ご了承ください。

目次

 採用カード

 ・メインデッキ

 ・エクストラデッキ

 ・サイドデッキ

 ・採用余地のあるカード

 環境での立ち回り方

 最後に

 

採用カードについて

・メインデッキ

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順を追って一枚一枚について解説します。

 

まずはグラバースニッチ。マスカレーナ展開の初動でありデッキの好きな彼岸にアクセスできるため3枚確定。以前はアンクロベアト以外の用途が無かったためハイドランダーのために2積みにしていましたが、マスカレーナが来て以降は3積み確定と思っています。

同様の理由で魔サイも3枚確定。魔サイにヴェーラーや泡影を貰ってもウィールダーやガリスを握っていればそのままマスカレーナ展開に持っていけるので最初は彼岸を展開してこれらの誘発を釣ってみるのもアリです。またサイチェン後にはファンタズメイが入るのでファンタズメイ下でケルビーニまで行くためにも魔サイは重要な役割を持っています。初手にハイドランダーを握っている時に魔サイスタートで展開する場合はダンテの効果のコストの枚数も減らせるため被りが発生する確率も下がります。

 

次にガトルホッグ。グラバーと違い初動にはなれないため2積みです。マスカレーナ展開をすると1枚は確実に墓地に行くため1積みでは足りないです。

ファーファレルはこのデッキでは妨害の要ですが2発撃てれば十分であり3積みするとハイドランダーの妨げにもなるため2積み。このデッキではよほどの理由が無い限り3積みはしないです。

スカラマリオンはデスガイドをサーチしてからは役割が薄くなるため1枚あれば良いです。また現環境ではサンドラが多いため増やしてしまうと腐る場面も増えます。

その他の便利屋系彼岸はベアトリーチェ、グラバー、魔サイで持ってこれるため1積みで大丈夫です。チューナーのラビキャントも入っていますがこれはハリファイバーを作れるという役割を(一応)持っているために積んでいます。ラビキャントでハリファイバーを組んだことはありませんが選択肢としてあっても良いと思います。

 

彼岸以外の採用札ですがデスガイドは言わずもがななので省略。できれば初動ではなく返しのターンで相手のライフを取りに行く時に使いたいカードです。手札誘発を非常に食らいやすいカードであるため返しのターンでは相手に誘発を打たせてから最後の決め手として出すのが望ましいです。γを握っている場合は最初にλを立てることで安全にガイドスタートをすることもできます。

ガリスは彼岸以外の展開札が欲しかったため採用枚数を3枚に増やしました。最近はγ警戒が強くてあまり打たれることはありませんがガリススタートでGを誘うことでγを通した上でハリファイバーからダンテを組むこともできるので、Danger登場までは3積みが良いと思います。

サイコウィールダーとサイコトラッカーは魔サイやガイドへの誘発ケアで入れています。単体では役割を持てないため1積み安定。ガリスと組み合わせれば悪魔無しで展開できるためセンサーへの回答にもなれます。

ハイドランダーはこのデッキの勝ち筋の一つであるため3積み確定。ただし以前より3積みされているカードが増えているため過信は駄目です。マスカレーナの登場により以前ほどハイドランダーへの依存度が高くないのも大きな進展です。相方のシラユキは相変わらずベアトリーチェで落とせるため1枚安定です。

 

最後に誘発の枚数ですが、増G3枚γ3枚うらら2枚は確定枠と考えています。現環境ではGとγがドラゴンリンクに一番刺さる誘発であるため、後攻を取らされた場合は絶対に握っておかないといけないカードです。うららはこのデッキの数少ないGに対する回答として必須です。メインデッキ40枚に対する誘発を10枚に納めたかったため最後の2枠は同じく環境に広く刺さるうさぎにしました。同じく広く刺さるヴェーラーとは違いレベル3として使用できるため採用しました。ただしDanger登場後は誘発との噛み合いが悪いため採用枚数を減らす予定です。

 

エクストラデッキ

純や幻影型はダンテは1枚でもいいと思いますが、雪花彼岸では墓地を肥やしたい場面が多いため2枚必要です。ベアトリーチェはどの型でも2枚安定と思っています。一部のデッキではユニコーンを組む以外でベアトリーチェを処理できないことが多いため巡礼者ダンテも入っていて良いと思います。ウェルギリウスは個人的に好きなカードなので入れたいのですが枠がかなりきつい現状入れられません。環境によっては下記の1枚を抜いて刺してもいい選択肢です。

ケルビーニはマスカレーナの登場で使用する機会は減っていますが上位リンクへの展開のためには依然と必須です。しかし逆に言えばそれ以外ではそこまで必要ではないので1枚で十分です。

マスカレーナはこれまで何度も登場しているようにこのデッキのキーカードの一つであるためベアトリーチェ並みに必須と考えています。このカードの登場で雪花彼岸の先行展開が格段に強くなりました。

ハリファイバーは正直採用を迷っているカードです。自分のターン中にγが打てた時に展開を強くするために採用していましたが、正直に言えば最近は先ほども言ったようにγ警戒とても強いため、使う機会は限りなく少なかったです。ただし有志の方に教えられたことですがワンダーマジシャンを一緒に採用することでセンサー万別への回答になれるため採用余地は十分にあると思います。今回のCSではそれを思いつかなかったため採用していませんが一戦目から閃刀姫やサブテラーを意識するなら覚えておいて損はありません。

λは初ターンでγを打たなかった場合に返しのターンでライフを取りに行く時の誘発ケアにできるため優先的に採用していきたいカードです。またマスカレーナ展開でユニコーンを組むとリンクマーカーの数が減ってしまうため、それをカバーするためにも汎用性の高いλは必要です。

アンダークロックテイカーは主にサンダードラゴンに対して大きな役割を持っています。打点の高いモンスターを置いてくれるのでアンダークロックで打点を下げた後にトポロジックボマーやヴァレルソードで殴るだけで致死量に近いダメージを与えられます。リンクマーカーの向きもケルビーニやλと相性が良いため、個人的には今後も採用したいカードです。しかしライフを取りに行く時以外は役割が持てず、あってもなくてもライフを取り切れるという場面もあるので、必須かと言われれば素直に頷けません。あれば便利なのは確かなので環境と相談してミス・ケープ・バーバや前述したウェルギリウスやワンダーマジシャンに変えるのも良いと思います。

トロイメア・フェニックスとユニコーンは言わずもがななので省略。メインで後ろを触れるカードが少ない雪花彼岸では必須コンビです。

トゥリスバエナは疑似エクストラリンク展開のために採用しています。ドラゴンリンクはこの疑似エクストラリンクに対する回答がメインデッキには泡影ぐらいしかないためこれだけで完封できる時もあります。またサイドデッキに魔封じを採用している場合は閃刀姫に対する勝ち筋にもなってくれます。駿河屋ではサンダードラゴンが多いと予想したため魔封じは採用しませんでしたが、疑似エクストラリンクだけでも採用価値はあると思います。ガトル素引きの時に狙いましょう。

トポロジックボマーは前述したアンダークロックとの噛み合いで致死量近いダメージを与えられるのと、ドラゴンリンクや転生炎獣相手では出すだけでもかなり動きを抑制できます。特に彼岸はトポロジック系列をベアトリーチェやシラユキで自発的に起爆できるため相性が良いです。

ヴァレルソードはトポロジックボマーと並んでこのデッキのダメージソースの一つです。ただ守備にするモンスターがどうしても用意できそうにない場合はトポロジックボマーに切り替えるのも覚えておかなければいけません。

 

・サイドデッキ

今回の駿河屋CSで予想した環境ではドラゴンリンクがシェアトップで、その下にサンダードラゴンでした。そしてサンダードラゴンの台頭で閃刀姫の数が減ると思ったため、サイドデッキも閃刀姫対策を減らしてドラゴンリンク対策を増やしました。

ファンタズメイが2枚なのはγとの噛み合いが悪くなりそうなのと誘発の枚数をあまり増やしたくなかったためです。しかし現状全てのデッキに対してある程度の役割を持てるため安定して採用していけるカードです。こちらのデスガイドや魔サイへのヴェーラーを抑制できるのも大きいです。また彼岸を使用せず展開できる札も増やしているため、ファンタズメイが邪魔で展開できなくなると言った状況は、少なくともCSでは起こりませんでした。

魔人セットは主にドラゴンリンク、サンダードラゴン、転生獣炎に対して先行を取れる時に投入しました。虚無魔人への回答がおそらく泡影しかないためこれ一枚で完封も珍しくありません。3積みを減らす理由で3枚目の虚無魔人の代わりに威光魔人を採用していますが、パンクラトプス1枚で解決されるため現状はサイドデッキから抜けています。ただ威光魔人は虚無魔人と違いオルターやサブテラーに対して後攻から出しても強いため完全に役割が無いとは言い切れません。これらのデッキが多い場合は虚無魔人を減らして威光魔人を投入するのもありかもしれません。なおCSでは一度も引けませんでした。

パンクラトプスもまた全てのデッキに対して優秀な働きをしてくれるため入れない理由は無いです。苦手な罠ビにも刺さり、閃刀姫のセンサー万別への回答も増やせます。正直制限カードになるべき性能だと思っています。

ツイツイ羽根リブートはこのデッキが苦手な罠ビや閃刀姫に対して投入しています。罠ビが苦手なのは相変わらずなので後ろに触るカードはフル投入が安定です。

勅命は閃刀姫や魔術師への対策に入れています。デッキパワーが相手より低い場合はこういった1枚で完封できるようなカードは入れていて損はありません。

魔人系の使い心地が分からなかったのが残念ですが机上論では強いため、引き続きこのような形にする予定です。オルターやサブテラーが思ったほど多くなかったため威光魔人は虚無魔人に変わると思います。

ロンギヌスもドラゴンリンクやサンダードラゴンに刺さる誘発ですが、たとえドラゴンリンクにロンギヌスを打ったとしても手札によってはある程度展開したうえで天球も構えられ、彼岸は天球だけでもかなり重いため不採用にしました。

壊獣は苦手な閃刀姫に対する大きな回答の一つでありサンドラにも有効なカードであるため採用の余地があります。しかし上述したように閃刀姫が減っていると思ったので前日にサイドから抜いて魔人セットに変えました。実際のCSでは閃刀姫のシェアはそこそこ多かったようですが、幸運にも当たることはありませんでした。

 

・採用余地のあるカード

まず一番有名なのがデストルドーとガイザーのセットです。展開である程度妨害を打たせた後に魔サイやガリスとデストルドーでガイザーを組んでオトシオヤで展開してライフを取りに行きます。墓地を肥やせる彼岸とデストルドーは相性が良くオトシオヤのパワーも高いため後攻で捲る札としては優秀ですが、先行では役割を持てず、うさぎの採用率が上がっているため今回は採用を見送りました。サイドデッキにこれらを投入して後攻での展開力を高めるのも良いかもしれません。

エクリプスワイバーンとダムドのセットもまた上と同様後攻で捲る力を高めてくれますが同じく先行での役割が無いのとこちらの場合は事故率も高めそうなため不採用に。

ディアボリックとソルキウスのセットで展開力を高め、ダンテを経由せずベアトリーチェを組んで1ターン目から効果を使用していく展開もとても強力ですが、こちらは引きたくないカードを4枚も増えるため事故率を減らすために不採用にしました。雪花彼岸は他の彼岸と比べると事故率が高いため、初手で死に札になりそうなカードはできるだけ減らしたかったです。

 

環境での立ち回り方

まず現状環境トップのドラゴンリンク相手ですが、こればかりは先行を取れることを祈るしかありません。誘発の枚数が多いため後攻からでも妨害することはできますが、貫通される時はされるため、そうなったら素直に諦めましょう。先行が取れた場合はマスカレーナ展開を狙い、たとえ増Gを喰らっても最低限ベアトリーチェまで立てなければいけません。妨害の打ちどころとしては、手札誘発は基本最後まで温存したいです。ベアトリーチェの妨害に墓穴を打たせてから手札のGなどを通すことを意識しましょう。もし相手が墓穴を握っていない場合の妨害の打ちどころですが、もし相手がイヴからスタートした場合はベアトリーチェでシラユキを落としてエクストラモンスターゾーンのイヴをひっくり返しましょう。おそらくそれだけで完封できるはずです。ハリファイバーでスタートされた場合は針エルピィストライカーの状態でエルピィ効果で出てきたモンスターをシラユキで裏返しましょう。ドラゴンリンク相手はとにかくシラユキでモンスターゾーンを潰すことを意識してください。もしシラユキを素引きしてしまった場合でもマスカレーナでユニコーンを組んだ時にコストでシラユキを落とせます。

 

サンダードラゴンは彼岸にとって数少ない有利が取れる相手です。ただし雷神がそこそこきついため過信は禁物です。サンドラ相手ではアリキーノが重要な役割を持っているので、いかにアリキーノにアクセスして雷神を止めるかを意識してください。主にケルビーニからグラバー効果でアリキーノをssし、そこからリンクを組んでアリキーノを起動させていますが、ケルビーニで直接アリキーノを落とすのも十分にありです。またハイドランダーもフリチェなことを意識して使用は相手が雷神効果を狙いに来るまで控えて下さい。

 

閃刀姫はおそらく現環境で一番厳しい相手です。メインデッキから万別を投入されていると一戦目を勝つのは非常に厳しくなります。妨害の打ちどころとしては閃刀姫は基本的にベアトリーチェを放置してハヤテで殴りに来ることが多いため、ハヤテにファーファレルを当てましょう。そうすることでエンドフェイズにファーファレルがメインモンスターゾーンに戻り、相手のシャークやウィドウを抑制することができます。ハヤテを組んでこなかった場合はシズクにファーファレルを当てることでサーチを止めることができます。2戦目ではハイドランダーやシラユキの刺さりが悪いためこれらをパンクラトプスやファンタズメイといったモンスターとツイツイや羽根といった後ろを触るカードに変えましょう。また勅命は後攻でも強いため同じく投入しましょう。センサー万別を処理できるかでゲームが大きく変わるため、それを意識してリソースを管理していかなくてはいけません。結局のところ閃刀姫相手ではお互いのプレイング勝負になりがちなので、プレイングが弱い自分がほとんど不利になります。

 

オルターガイストやサブテラーといった罠ビ系も同様にメインからの勝負は厳しいです。ただしこちらはハイドランダーが出せれば大きく有利に立てるため、いかにしてハイドランダーに到達するかが鍵になります。ファーファレルでハイドランダーを一旦除外してエンドフェイズに帰ってきた時にもう一度効果を使えば1ターンで二度破壊効果を起動できるため、これを利用して相手のバックを剥がしに行ってください。また先行を取れた場合はマスカレーナ展開でトゥリスバエナを組めばエンドフェイズに相手の罠を吹き飛ばして大きく有利に立つこともできます。基本的には不利な対面ですが、ハイドランダー引けるかで大きくゲームが変わります。

 

転生獣炎もまた先行を取れるかどうかで大きく変わる対面です。先行を取れればファーファレルやシラユキで相手のバッファローやフォクシーといった初動を飛ばすことで大きく有利に立てますが、後攻からでは罠と手札誘発を構えられるため墓穴が無い雪花型では厳しいです。ただ今回の構築での対戦経験が少ないため、現状はそこまで詳しく書けません…ただ妨害の打ちどころとして一番大きい点はミラージュスタリオをファーファレル飛ばすことです。ミラージュスタリオを処理することでベアトリーチェが飛ばされるのを大きく抑制できます。ただし飛ばすのは必ずスタリオが効果を使用した後でないとユニコーンを組まれて飛ばされるため、その点を注意してください。この場合転生獣炎はベアトリーチェの処理がしずらくなり、仮に戦闘破壊されても相手にとって回答の少ない巡礼者ダンテを出せるため、最低限ターンを凌ぐことができます。ベアトリーチェの自爆で巡礼者ダンテを出すのもこの対面では大いにありです。

 

最後に

現状【彼岸】というテーマには様々な構築が存在する、個人的にとても面白いカード群であるため、最適解といった構築は存在しません。今回の私の構築も改良点は多くあると思いますので、この記事を読んで下さった方は自分にあった構築でぜひ彼岸をお試し下さい。

また今月中旬には海外からDangerという非常に優秀なテーマが来る他、新しく様々な海外新規が登場して環境が大きく動くため、その時になればまた記事を書こうと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事で一人でも多く彼岸を使って下さる方が増えることを願って。

 

(า・。・า

【遊戯王】はっちCS駿河屋杯(8/25)【大会レポ】

どうも、ふゆです。

数日前に高槻市で定期的に開催されている駿河屋でのはっちCSに出てきました。

https://twitter.com/Fuyu_YP/status/1165602279111581698

 結果はツイートでも書いた通り6-2-1で3位入賞となりました。Danger来日前になんとか結果を残したかったので、素直に嬉しかったです。

今回の記事はそれぞれの試合を振り返って、次回の記事で改めて現環境(19年7月制限エクストラパック発売前)での雪花彼岸の立ち位置を考察したいと思います。色々と記憶があやふやなので記憶違いな部分も出てくると思いますが・・・

雪花彼岸がどういうデッキかについては前回の記事をご覧ください。

 

一回戦 エンディミオン oo- ダイス o

初戦は地味に初対戦だったエンディミオンでした。

一戦目はダイスに勝って先行を取れたので、テンプレのマスカレーナベアトリーチェを構えて相手の場を荒らせたので、そのまま勝ち。

二戦目はうさぎうららを握れてたので相手の展開を妨害して返しのターンでヴァレルソードとハイドランダーでライフを切り勝利。

相手の下振れもありましたが投入した誘発が良い具合に機能してくれました。

1-0

 

二回戦 サンドラ ダイス o

有利対面のサンドラと当たることが出来ました。

今回もダイスに勝てたので一回戦と同じくマスカレーナベアトで相手の場を荒らして勝ち。

二戦目は相手が後攻を選択したので先手でしたが手札事故で動けずエンド。返しの相手も事故ってたらしくセットエンド。こちらのターンでグラバーを引けたので展開しに行くもGを食らってしまったのでベアトリーチェ出してエンド。返しの相手ターンでベアトリーチェに泡影を食らったので大人しくシラユキを落として耐えようとしましたが、ベアトリーチェユニコーンで処理された後雷龍融合と雷劫で展開されて負け。

三戦目はこちらが先行を選択して展開しに行くもGを食らったため同じくベアトリーチェ出して終わり。返しのターンで今度はベアトリーチェに泡影を貰わなかったのでファーファとシラユキで妨害して、γを握ってたので返しのターンにλを立ててからハイドランダーでライフ切って勝利。

最近はγ警戒が強くてγが通りずらくなりましたが、前日にλを投入したおかげでなんとか勝てました。

2-0

 

三回戦 ドラゴンリンク oxo ダイス ?

先行か後攻かは覚えてませんが、一戦目は普通にハイドランダーでライフを取ったと思います。

二戦目でようやく相手の展開が通りましたが、ここで相手のドラゴンリンクがまさかのトライデントでエクストラを荒らす構築だったためエクストラが8枚切られて主要パーツがほとんど使えなくなりました。それでもダンテは両方とも残してくれたので昔の彼岸を思い出すようなダンテビートをしていましたが、最後は展開しに行ったところに墓穴を貰って負け。

三戦目は先行を取ってまたマスカレーナ展開をしようとしたらグラバーにうららを食らったので大人しくベアトリーチェエンド。ただダンテの効果でシラユキが墓地に落ちてくれたため妨害が一つ増えて、そこから勝つことが出来ました。

色々と運に救われた点もありますが、相手にしてて一番怖いドラゴンリンク相手に勝てました。

3-0

 

四回戦 魔術師 oxx ダイス o

ここでは魔術師で有名なヒマワリさんと久々に当たりました。

一戦目は初手でハイドランダーを握れたのでマスカレーナベアトハイドランダーで勝ち。

二戦目はGを握っていたので相手が展開を止めてくれましたが手札が誘発だらけで何もできず、相手ターンでもう一度Gを打って時間を稼ぐも誘発以外のモンスターが魔サイで他の彼岸を引けなかったためそのまま負け。

三戦目はなんとなく入れてみた虚無魔人を引くもいつもの彼岸展開用のカードを引けてなかったため虚無魔人エンドするも相手が普通に紫毒で処理されるもそのまま返され、こちらのターンでようやく初動を引けたので展開しに行くもGを貰う。必要最低限のベアトリーチェまで行くも相手ターンで深淵からスタートされ妨害が構えられず、そのまま展開されて負け。アホなことにここで魔術師相手に魔人系が弱いことに気づく。

3-1

 

五回戦 ドラゴンリンク oxo ダイス x

ドラゴンリンク相手に先行を譲ってしまったので終わったと思いましたが、うららうさぎγと誘発を多めに握れたおかげで相手が展開できずターンが返される(この時γは温存)。しかしこちらのターンで動ける札が無くドローゴー。相手ターンにまた動こうとするもγで妨害してターンが返ってくる。ここでようやく動けるようになったのでマスカレーナベアトしてそのまま勝ち。

二戦目は誘発引けずガンブラーで手札刈られて死亡。

三戦目は初手雪花の光に相手がうららを打ってくれたので、そこに喜んでγをぶち込んでそのまま展開して勝ち。

4-1

 

六回戦 ドラゴンリンク ダイス?

ここら辺で疲れが溜まってきて(正直帰りたくなってた)ため詳細は覚えていませんが、一戦目は確か相手の初動にGを投げて止めてから返しに展開して勝った気がします。

二戦目は誘発がうらら一枚だったため貫通されて負け。

三戦目はETに入ったため決め直しで先行を取るもベアトリーチェしか立てられずエンド。返しの相手ターンで色々展開されるもGが通って勝利を確信したところ、「デッキ残り何枚ですか?」という悪魔の言葉が飛び出す。震えながら相手の展開を見てるも相手がデッキを削り切れず、こちらの手札が大量にある状態でターンが返ってきたためそのままライフ切って終わり。

5-1で決勝トナメ進出。以前も雪花彼岸でベスト8まで行けましたがここで散ったので、なんとしても勝ちたかったです。

 

決勝トナメ一回戦 守護竜サンドラ oo- ダイス o

海外のYCSの動画で何度か見ましたが直接対戦するのは初めてでした。一戦目は普通に展開して勝ち。

二戦目は相手が後攻を取ったので先行で展開しに行くとGを貰ったためベアトリーチェエンド。返しの相手ターンの展開にGを投げたおかげで相手がシラユキを貫通できず、返しのターンでハイドランダーのフリチェ効果のおかげで雷神が起動できずそのままアンクロヴァレルソードで勝ち。

6-1

 

準決勝 転生獣炎 xox ダイス x

一戦目は相手のフォクシーにうさぎを投げたおかげで相手ががら空きでターンを渡してくれるもこちらのターンでGが投げられる。そのままライフを切りに行こうとするも誘発で守り切られて負け。

二戦目はマスカレーナベアトまで行くもマスカレーナにガメシエルが投げられる。しかし相手がベアトリーチェの処理に手間取った上にGで大量ドローできたので返しのターンにハイドランダーで勝ち。

三戦目の途中でETに入り決め直しでこちらが先行に。バルバリッチャで900削って耐えようとするも最後のターンで融合ダンテをトポロジックボマーで殴られて敗北。バグースカでデスガイドが腐ったのがかなり痛かったです。

6-2

 

3位決定戦 サンドラ 分け

この時点で疲れで死にかけてたので最後のサンドラとは引き分けに。

6-2-1で終了。

 

今回の大会ではかなり多く先行を取れていたのがここまで来れた大きな要因だと思いました。あとは苦手な罠ビや閃刀姫と当たらなかったのも。そこはたまには運も実力の内という事で笑

 

ガリスを3枚に増やしたのと手札誘発の枚数を全体的に見直したのもかなり良い方向に働いてくれました。デッキ枚数を40枚に納められたことでハイドランダーや雪花の光といったパワーカードも引きやすくなりましたし、今まで足りなかった『彼岸以外の展開札』も補えました。ただここは来月来るDangerに変わると思いますが・・・

以上が今回の大会レポになります。次のCSがいつになるかは分かりませんが、次もまた彼岸で行ってみたいと思います!

対戦してくださった方々、そしていつも応援してくれてるGAIちゃんありがとう!

【遊戯王】雪花彼岸について【2019年7月制限】

初めまして、主に関西を中心に彼岸を使っているふゆです。このブログでは個人的に大好きな雪花彼岸の布教のために色々と記事を書こうと思っています。

最近は少々多忙でCSには出られませんでしたが、9月にエクストラパックが来るということで良い機会と思い、今回のブログを始めようと思いました。

今回の記事では主に:

  1. 雪花彼岸とは?
  2. 採用カードについて
  3. 現環境、そして今後の彼岸

の三つの基礎的な点を中心にしていきたいと思います

 

1)雪花彼岸とは?

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雪花彼岸とは、雪花の光という実質強欲な壺である強力なドローソースを使用しながら影星軌道兵器ハイドランダーを中心とした彼岸の構築です。

圧倒的制圧力を持つハイドランダー、優秀且つ安定したメインギミックと墓地肥やしを持つ彼岸、墓地操作を容易に可能にしリンク召喚もサポートするシラユキ、と全てが噛み合い一つのデッキとして成り立っている、非常に面白いデッキです。

基本的な戦術としてはダンテを軸に墓地を肥やし、ハイドランダーやトポロジック・ボマー・ドラゴン、ヴァレルソード・ドラゴンを中心にワンショットキルを狙います。展開ルートや目指す盤面については後述します。

構築からも分かるように、彼岸のもう一つのメジャーな型である幻影彼岸とは大きくコンセプトが違います。

幻影彼岸についても有志の方がブログを書かれていますので、よろしかったらそちらもご覧ください。

https://mame48.hatenablog.com

端的に言うと、雪花彼岸とは墓地を肥やして大型モンスターを出すという、一昔前のライトロードのようなデッキと思って頂ければ結構です。

 

2)採用カードについて

まず、このデッキの核と言っても過言ではない影星軌道兵器ハイドランダー

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 まさに彼岸デッキに入るために生まれてきたような強力な効果を持っています。

このカード単体で墓地肥やしと相手ターン中の妨害を両立させ、3000という高打点も持ち合わせています。墓地肥やしでグラバーや魔サイやガトルが落ちてファーファ効果起動、という流れもありこのカード単体で2妨害になることも多々あります。特に後述するシラユキとの噛み合いは初見では驚愕しました。

 

このデッキの影の主役、妖精伝姫-シラユキ

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ハイドランダーと組み合わせることによって安定性を抜群に高めています。

まずハイドランダーの欠点として、墓地に同名モンスターが存在する場合は召喚することも効果を発動することもできません。なのでシラユキの仕事は主にその同名モンスターを除外してハイドランダー召喚の状態を整えることです。メインデッキは気持ち2積みやピン刺しを多くしていますが、それでも被る時は被ります。

さらに大きな特徴としては、ハイドランダーの効果にチェーンして自身の効果を発動することで、ハイドランダーの効果処理を可能にすることができることです。

ハイドランダーの①の効果:

1ターンに1度、自分のデッキの上から3枚墓地へ送って発動できる。自分の墓地のモンスターのカード名が全て異なる場合、フィールドのカードを1枚選んで破壊する。

注目すべき点は、デッキの上から3枚カードを墓地に送るのが効果ではなくコストという点と墓地に同名があるかチェックするのがこの効果の処理時という点。

つまり、このカードの効果のコストとしてデッキトップから3枚墓地に送り、それによって墓地のモンスターに被りが出てしまった場合、チェーンしてシラユキの効果を発動しコストでその被ったモンスターを除外することで墓地から被りモンスターを消し、結果ハイドランダーのフィールドのカードを1枚選んで破壊する効果が処理されるという仕組みです。

この一連の処理のおかげでハイドランダーが腐ることは滅多になく、リスク無しでフリチェ破壊ができます。出てきたシラユキもそのままリンク素材にできるので、無駄もありません。

 

天敵であるGへの対策、PSYフレームギア・γ 

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発売当初から彼岸にとって最大の天敵であるGへの対策のために、このカードもまた必須です。ほとんどの方は最初の彼岸ss効果にGを投げるため、このデッキの知名度の低さも相まってγを叩きつける場面は多いです。

彼岸共通の「彼岸以外が存在すると自壊する」という制約と噛み合わないかと思われますが、ハリファイバーの存在によりそれもカバー可能です。

γとドライバーでハリファイバーを組み、ハリ効果で適当なレベル3をssすれば、手札にns可能なレベル3があるだけでダンテを組むことができます。この場合は魔サイがベストです。最初に手札でssしたモンスターが彼岸ではなくガリスだった場合はns可能なレベル3がいなくてもダンテを組めます。レベル3手札誘発も多く入っている構築なので、ダンテを組めないという場面に遭遇するのは少ないです。

手札が良ければ最終盤面がハリ+マスカレーナ+ベアトまで行けます。

 

欠点をカバーしてくれる期待の新人、I:Pマスカレーナ

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このカードの登場によって、大きな欠点だった「ハイドランダーを引けないと先行で構えられる妨害の数が少ない」という点が一気に解消されました。

これまでは《グラバーor魔サイ》+《ssできるレベル3》という手札が来た時はアンダークロック・テイカー+ベアトリーチェというイマイチとしか呼べない盤面しか組めませんでしたが、このカードの登場によって合計3つの妨害を構えられるようになりました。

 

《グラバーor魔サイ》+《ssできるレベル3》

グラバーor魔サイns→レベル3ss→ダンテss→ダンテ効果グラバーor魔サイコスト→効果ガトルss(魔サイの場合はグラバー落としからガトルss)→ダンテガトルでマスカレーナss→ガトル効果ダンテssダンテ効果彼岸回収→彼岸切ってベアトss

 

これで盤面がマスカレーナとダンテ素材のベアトになります。

そのまま相手ターンにベアト効果ダンテ切ってシラユキ落とし→ダンテ効果グラバー回収→シラユキ効果ssで1妨害、マスカレーナ効果自身とシラユキ素材でトロイメア・ユニコーンssで2妨害、ユニコーンコストでグラバー切ってグラバー効果でファーファssで3妨害

低い要求値で複数の妨害が構えられるため、マスカレーナは必須カードと言っても過言ではありません。

 

その他のエクストラデッキモンスターのそれぞれの役割はこの記事では書ききれないので、また別の記事で詳しく書こうと思います。今回は中でも特に重要なマスカレーナだけ紹介しました。

サイドデッキについてはCSに出場した時に詳しく解説しようと思います。

 

それ以外の採用余地のあるカードについて

1)デストルドー+タツノオトシオヤ+ガイザー

彼岸の墓地落としでデストルドーが落ちる機会がかなりあるので、オトシオヤセットでワンキル性能を高められます。事実採用している構築も多いです。しかし先行では腐るのとそもそもオトシオヤがダンテやハイドランダーで墓地に落ちちゃったりと安定せず、私は不採用にしました。

2)開闢

雪花彼岸と言えば開闢が元祖大型モンスターでした。しかしオトシオヤセット同様先行では腐るのと、ハイドランダーの方が強いという理由で不採用。ピン刺ししてみるのも良いかも。

3)エクリプスワイバーン+ダムド

シラユキの墓地操作でダムドを出し、彼岸で墓地を肥やしてダムドで豪快に相手盤面を焼け野原にできます。爽快感はありましたが安定性が悪かったので不採用

 

エクストラパック2019

今回の海外新規ではDangerという頭がおかしいとしか思えないカード群が来日します。

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中でもこの2枚はレベル的にも彼岸とかなり相性が良く、効果も強力です。Dangerについては来日した時にまた改めて記事を書こうと思います。

来日しないで……(震え声)

 

3)現環境、そして今後の彼岸

これはあくまで自分自身の使い心地ですが:

有利対面

・サンドラ

不利対面

・オルター

・閃刀姫

 

サンドラは超雷龍が面白いぐらい刺さらないのとアリキーノの存在でかなり有利です。誘発の多さがたまに刺さりますが、基本的には有利対面と考えましょう。

オルターに関してはハイドランダーが出せなければ勝てる確率は限りなく低く、その上魔鍾洞が入っている構築なら1戦目は負け濃厚です。サイドからパンクラ羽根ツイツイリブートなどを投入して引くことを祈りましょう。

閃刀姫に関しては同様に魔鍾洞やセンサー万別が張られた時点で負けが濃厚になります。サイドからツイツイと羽根を投入して(ry

それ以外のデッキに関しては基本的に先行を取れるかどうかで変わります。ダイスorじゃんけんを鍛えましょう。魔術師やドラゴンリンク相手にはエクストラモンスターゾーンに出たモンスターをシラユキで裏返すという初見殺しができる時があるので覚えておきましょう。

 

 

以上が私がイチオシする雪花彼岸というデッキです。

まだまだ語りきれなかった点も多いので(主にエクストラについて)また後日新しく記事を書くと思います。ついでに環境での立ち回り方についてももっと詳しく書く予定です。

この記事で一人でも多くの方に彼岸というテーマに興味を持って頂ければ幸いです。

では、またお会いしましょう

(า・。・า